ゼロの使い魔

11巻まで読了。ネタバレあり。
 
アニメは1クールでよく纏まっていて気に入っていたのですが
もうじき二期開始という事でこれを機にと一気に読んでしまいました。
 
かなりストレートな内容に今が旬のツンデレをダイレクトに突っ込んだ
非常に分かりやすい作風でここまで直球だと逆にそれがいい、という感じ。
 
お気に入りのエピソードはズバリ7巻。
実はサイトが単機突っ込むという事は事前に知っていたのですが
まさか生身だったとは。てっきりゼロ戦でやりあってたと思っただけに
いい意味で期待を裏切られて燃え度百倍。界王拳なんて目じゃないぜ。
リアルタイムで読んでた方は一体どんな事考えてたんだろーなー。
 
簡単にキャラ感想をば。印象深かったキャラをちらほら。

  • サイト

健全な男子高校生。かなり共感出来るところがあり。
美人と胸にすぐ鼻伸ばす癖に芯の部分は一途でしかも不器用で
悪態は幾らでも突くけどやっぱりルイズが1番でやんの。たまんねー。
ゼロ魔の中では一番好きなきゃラクターかなぁ。*1

  • ルイズ

暴力女一歩手前どころか限界突破しちゃってるのが……。
でもサイト以外の事なら義理堅く誠実なのはグッド。
もう少しサイトをいたわってあげてください。マジで。

普通は彼女に落ちるだろ常識的に考えて……
遠く離れた異界で故郷の血を引いてる女の子がいて
しかも自分を一途に想い続けてくれると来たもんだ。
それを「嘘になりそうな気がする」と断るサイト……・゚・(ノД`)・゚・
いや、確かに望郷の念まで押しつけたらシエスタを傷つけるのと
同義になるしあの時のサイトの判断は間違ってないと思うんだけど。
ルイズとの関係が無かったら間違い無くシエスタだろ……。
かなり勝ち目の薄い戦いになってきていますがサイトが地球に帰る時は
是非ともついてきて欲しいものです。後日談が一番見たいキャラかも。
……彼女が最近だんだんと悪い影響を受けてきてるのが心配です。

  • タバサ

ええ子や……・゚・(ノД`)・゚・
パッと見長門に似すぎと思うのは御愛嬌というか必然ですが
完全に別人ですね。復讐に燃える孤高の女。
だけど誰も巻き込みたくないと1人で抱え込む。
最初に思い浮かんだのはH×Hのクラピカかな。微妙に違うけど。
というか11巻から逆に長門属性が増したような気がする。

  • アンリエッタ

いきなり恋人殺されて一人には背負いきれないもの担がされて
気持ちの整理も碌につかずに混乱してたんだろうけど落ち着け。
何をしても裏目に出てるようなのでそれはそれで可哀想なんだけど。
というか地味にメインキャラの中で一番報われてないような……。
あと、ウェールズ皇太子ってどれだけ安直なネーミングなんだ、と思う。*2

  • ギーシュ

一言で表すならイイ奴。キザで女たらしだけどヘタレで友達想い。
ゼロ魔における友達になりたいキャラNo.1とかそんな感じ。

いいキャラに育ったなぁ。しっかりタバサ救出にも駆け付けて
準レギュラー〜レギュラーとしての立ち位置は磐石かと。
語るとなると短くなるけど好感度はやたら高い。

  • ジョゼフ

あー、ルイズと似た境遇なのかこの人。
というか魔法が貴族の第一条件なのがハルキゲニアの貴族社会なのに
虚無の系統に目覚めるには時間ときっかけがいるとなれば
すべからく虚無の使い手の幼少期は辛いモノになるわけか……。

ランキングをつけるとなると
1位:才人、2位:シエスタ、3位:ギーシュ
次点が今回挙げたキャラ達といった所ですね。
 
萌え業界に媚びている所は少なからずありますが
読みやすく分かりやすい異世界王道ファンタジーとしてオススメです。

*1:ランナイはヒロインより主人公の方を気に入る傾向があります。基本は萌えより燃え。でも萌えがなけりゃ人間生きていけないよ

*2:アルビオンのモデルであるイギリスでは皇太子を"Prince of Wales"と称する