叫ぶだけなのも難なので

最近買ったものその1。
 

電波女と青春男 (電撃文庫)

電波女と青春男 (電撃文庫)

みーまーの人の新作。
 
……青春ポイントとかあんま関係ねえ。
 
相変わらず読む側もテンション上げないと読みにくい文体だけど
面白い。しかもみーまーからは比べられない程にライト。
オチも秀逸で凄くさわやかなので安心して周りに勧められる内容。
 
ただ、正直に言うと序盤は主人公がおもいっきしギャルゲ脳でかつ
環境もめっちゃそれなんてエロゲなのが色々引っ掛かってた。
こういう言い方もなんかあれだけどみーまーは主人公とその周囲が
異常すぎるからこそああいう展開でも行けたんだけど。
今回は割とラノベ的展開を地で行った分俗っぽくて微妙にも感じた。
前川さんはともかくリュウシさんが、ねぇ。テンプレすぎ。
 
まぁそんな引っ掛かりも終盤からの怒涛の展開で吹っ飛ぶんだけど。
エリオの名前の理由とかね。そうきたか、っていう。
最後のカミングアウトとかカタルシス全快。思わずにやける。
 
続くのかどうかは分からないけれどこういう(やや斜め上だけど)
正攻法もいけるとわかった今、LIVEALIVEのノベル化が更に期待大。
……ほんと、いつになるんだろ。みーまーの続編といい。