ひぐらしのなく頃に解

 
ひぐらしのなく頃に解 厄醒し編
 
昭和58年の雛見沢を紹介しつつ沙都子に焦点を当てた話。
1期で省略されてしまった伏線の数々を網羅しつつ
次の展開に持って行く為の準備をしており、非常に面白かった。
 
入江と沙都子の関係やゾンビ鬼、沙都子の村八分といったものは
ひぐらしの世界観を説明するのに必要不可欠な描写。
また、皆殺し編で新たに判明する設定の数々の片鱗を
厄醒し編で垣間見る事が出来たのも真相を知る身としては
今後の展開を期待させる内容だったのが非常にグッド。
 
考えてみれば目明し・罪滅しと経た今となっては
園崎陰謀説は完全に消えてる訳で今回のように
梨花を中心に視点を定めるのは「解」全体の方向性を
一貫させたという意味でも凄く良かったと思う。
 
沙都子はレナよりも遥かに梨花に近い間柄である為、
彼女の視点を通して昭和58年の雛見沢を見る事で
大石や鷹野のターゲットになる事なくダイレクトに
梨花に迫り来る脅威を直に感じる事が出来るのもたまらん。
 
とはいえ沙都子一人の奮戦では歯が立たなかった今回。
まぁレナも罪滅し編ではあと一手で運命突破出来たしなぁ。
けれどもこれが沙都子のリベンジに繋がる事間違い無し。
梨花が全て話さない限り運命に立ち向かう事は出来ないか。
 
しかし当の梨香は厄醒し編では何かを得るでもなく
いつも通りの昭和58年の雛見沢を終えてしまった、か。
彼女が前に進むためのきっかけは一体誰の手に。
 
各話別簡易感想。
 
第2話「厄醒し編 其の壱 鬼ごっこ
 
鬼隠し編で提示されなかった最大のヒントを回収。
とはいえこの話が意味する事は目明し編罪滅し編
経験してきた人々ならすぐにお分かりだろう。
教室のシーンからして2期への力の入れ具合が伺えた回。
沙都子可愛いよ沙都子。愛されすぎ。
 
第3話「厄醒し編 其の弐 無力」
 
祟殺し編で提示されなかった沙都子の境遇を描いた話。
野球が全てを持って行くかと思ったらそうじゃなかった。
でも圭一キモイ亀田キモイ。グッジョブ。よくやった。
亀田くんとか熊ちゃんとか矢面には立たないけれど
もうすっかりひぐらしファミリーの一員、って感じ。
沙都子可愛いよ沙都子。愛されすぎ。
 
第4話「厄醒し編 其の参 予定調和」
 
忍び寄る終末の時へのカウントダウン。死に逝く人々。
沙都子の頑張りっぷりがもう……・゚・(ノД`)・゚・
しかし詩音はもうちょい沙都子にひっついてても
問題無かった気がするなぁ。せっかく転校したのに。
とはいえ詩音のサポートも無かったからこそ
今回の展開がいっそう映えていたのだけれども。
でも梨花はいくら巻き込みたくないからって
沙都子を疑心暗鬼に追いこむような真似はしちゃダメよー(/ー\)
沙都子可愛いよ沙都子。愛されすぎ。
 
第5話「厄醒し編 其の四 雛見沢大災害」
  
ついにはじまってしまった雛見沢大災害。
言える事はただ1つ。沙都子逃げてー!!
微妙にタイムスケジュール的に食い違ってる部分が
所々見受けられるものの物語的には全く問題無い、筈。
CS版の展開も交えて絶望感がひしひしと。
やはり祟殺し他の不審な死の原因は彼らか。
今回タッチの差で間に合わなかった大石さん。
しかしこの僅か数分の差を覆す事は永遠に叶わないのだろう。
そして運命を破るのはこの数分を埋めるよりも遥かに簡単、か。
沙都子可愛いよ沙都子(T-T。) 愛されすぎ・゚・(ノД`)・゚・
 
目明し、罪滅し、厄醒し。3つの錠前の在処が判明。
後はこのルールが複雑に絡み合った先に居る人物を暴くのみ。
 
次回は皆殺し編。最古にして最大の錠前に圭一達はどう戦う、か。