アニメ・涼宮ハルヒの溜息について

エンドレスエイトはまあ置いといて。
 
ここにきて「涼宮ハルヒの溜息」をやった事について。
以後、原作ネタバレありです
 
結論から言うと、期待が3割、不安が7割。
 
はっきり言って、原作の溜息は駄作です。
この話、憂鬱から半年後の話なのに憂鬱の次に執筆されてるので、
「退屈」や「暴走」で描かれているSOS団の半年間と比べると
今作の空気には明らかに違和感を感じるんです。
原作者自身、キャラを掴めてないのが伝わってくるというか。
 
ハルヒははっきりいってただの痛い迷惑女になり下がってるし、
どうも未来人・宇宙人・超能力者の関係もぎこちない。
エンドレスエイトを共にくぐり抜けた仲とは思えないぐらいに。
というか溜息のSOS団は明らかに別人です。
みくるに手を上げたハルヒライブアライブで熱唱したハルヒ
同一人物だなんて絶対に考えたくありません。
それぐらい、溜息はひどい。
 
なのにあえて溜息をアニメ化した理由。
それは原作で大失敗した溜息を黒歴史にして、
新たに組み直す意図があるんじゃないかなあ、と。
孤島症候群をはじめとして、アニメハルヒは原作の至らない部分を
改善として良いモノとしてきた実績があるので期待したいところ。
 
ただ、一方で不安もあります。
もう今の時点で溜息のハルヒは充分すぎるほどにイタいので、
このまま原作通りにイタいまんまで終わってしまいそう、という事。
そして、下手するとこのまま溜息にまで尺を食われて
消失がお流れになる可能性があるかもしれないという事。
 
元々、消失をやると長門人気が上がってハルヒ人気が下がるのでは、
という観点から消失のアニメ化を渋っている、なんて噂もありますが
溜息をやればどっちにしろハルヒの人気が下がるのは目に見えてるので
ここで溜息をやるのは本末転倒に感じてしまうんですよねー。
 
まあそんなわけで溜息を扱うからには原作超えが実現することを
切に願うばかりです。あと早く消失やってください。マジで。