艦娘に関する報告書 第1回 扶桑・山城

 

  • 扶桑型戦艦 1番艦 扶桑
  • 扶桑型戦艦 2番艦 山城

 
一回目は誰もが一度はお世話になったであろうこの二人。伊勢?知らない子ですね……
 
南方海域突入と同時に合流。主力が巡洋艦だった艦隊の貴重な戦力として歓迎される。
事あるごとに自分の不幸を呪う癖故に、艦隊の士気が下がることを憂いた提督は、
扶桑姉妹の待機中は駆逐艦たちが留守になるよう任務を与えるようにした。これが遠征のはじまりである。
この処置については提督曰く
 
「士気以前に、駆逐艦たちの教育に良くない」
 
なお、待機中の扶桑姉妹の主な話相手は既に一線を退いていた球磨と多摩。
姉妹揃って赤城を遥かに超える大飯食らいだったこともあり、
この姉妹は提督にとっては色々な意味で、悩みの種であった。
 
本来各兵装が抱えていた問題は現代技術の結晶の力(主にバケツ)でカバー。
出撃すればMVPを叩き出し、その度に心からの笑顔を見せる姿は、
彼女達の生前の苦難がやっと報われたかのようであった。
 
沖ノ鳥島海域のあ号艦隊決戦にて金剛・榛名・赤城・飛龍と共に出撃、敵艦隊の撃滅に成功する。
この時、扶桑が大破した一方、山城はほぼ無傷だったことから
姉妹仲が危ぶまれたが、姉妹で勝ち取った偉大な武勲の前には些末事であった。
 
沖ノ鳥攻略後、鎮守府の戦力が充実したことにより、一線を退く事となる。
自分達が戦力外通告を受けたということには薄々ながら感づいているが、
今はまだ御役御免となった哀しさよりも、重要な局面で活躍出来た喜びが勝っているようだ。
 
現在は鎮守府の工廠にて武器開発の補佐を行っている。
当初はドックで勤務していたが、
 
「結局私達ドックにいる方が長くなるのよねえ」
 
という一言を耳にした提督によって、工廠へ転属させられた。
以来、日々のネガティブ発言は少しずつ減っている模様。
 
≪コメント≫
扶桑は最初に手に入れた戦艦。
初めて出撃させた時は、その火力と燃費に腰を抜かした記憶があります。
重巡とは何もかもが別世界。グレンとグレンラガンぐらいに違います。
 
運用をはじめてまもなく金剛も手に入ったのですが、当時はまだ扶桑の改造前だったので。
主砲ガン積みした時の最大火力は圧倒的に扶桑のが上だった記憶。
改造によって火力が著しく下がってしまって以降もうちの艦隊では徹甲弾が唯一積める艦だったので、
主砲・主砲・徹甲弾・瑞雲あたりで粘ってくれていました。
 
金剛型4姉妹が揃ってから出番が激減し、北方海域で長門型を入手した為、
今後戦場に出ることはまずないと思われます。今までありがとうございました。